8月最後の日曜日、すこしだけ涼しい風の音
- 8月30日
- 読了時間: 2分

ひと月をかけてたっぷりとお日さまを浴びた花たちが、
どこか満ち足りた表情で静かに佇む8月最後の日曜日は、
夏の鮮やかな記憶と、
これから訪れる静けさが心地よく交差する特別な1日です。
朝の光に混ざる風の冷たさに、
ふと季節の移ろいを感じる今日この頃。
ガラス越しに届く光の角度がほんの少し傾き、
店内に落ちる影の形が変わる頃、
ドアを開けると広がっているのは、生い茂る緑の深みと、
季節の境目をそっと繋ぐ花たちの静寂の世界です。
夏の記憶と、秋の気配を重ねて

深く静かな佇まいを見せるユーカリ:真夏の眩しい光を吸い込んだ葉は、
どこか凛とした深緑へと変化し、
空間に落ち着いた香りと影を落とします。
光をあつめるセルリア:やわらかなピンクと繊細な質感。
可憐でありながら芯のある姿は、
移ろいゆく季節のなかでふっと心を解きほぐしてくれます。
風を奏でるスモークグラス:煙のように煙る繊細な穂先が、かすかな風をとらえて揺れるたび、
まだ見ぬ秋の気配を静かに運んできます。
凛と伸びる凛とした輪菊や野の蕾:派手やかな夏の色彩から一歩引き、静かに咲くその姿は、
過ぎ去る季節への美しい愛着を感じさせてくれます。
日常のなかに、小さな季節の境目を

花を飾るということは、ただ部屋を彩るだけでなく、
流れる時間の中に小さな「余白」を生み出すことなのかもしれません。
過ぎ去る季節を惜しむ気持ちも、
これから巡ってくる新しい季節への静かな期待も。
花はいつだって、私たちの言葉にならない感情に優しく寄り添ってくれます。
一輪挿しに挿した小さな枝葉が揺れるたび、
お部屋の空気が少しだけ澄んでいく——そんな変化を味わっていただけたら嬉しいです。
今日という日が、心静かで、愛おしい記憶に彩られた日曜日になりますように。
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Fleur en Clair(フルール アン クレール)
directeur
池田 護 Mamoru Ikeda
神奈川県中郡二宮町緑が丘2-12-7
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